2014年度日本科学史学会生物学史分科会・夏の学校
科学史・医学史とアーカイブズ
【日程】 2014年 7月4・5・6日(金・土・日)
【場所】 仙台市民会館(宮城県仙台市青葉区桜ヶ岡公園4-1)※定員50名(先着順)
【開催目的】
今年度の生物学史分科会・夏の学校では、科学史・医学史研究におけるこれまでのアーカイブズに関する取り組み(資料の収集・保存・整理・公開)を踏まえ、今後よりよいアーカイブズを構築していくための議論をおこないます。2011年の公文書管理法施行に伴い、全国の自治体や大学などにおいてアーカイブズの整備が進められています。そのため、科学史・医学史に関する資料の収集・整理は、これまでのように博物館・図書館だけでなく、アーカイブズでもおこなわれるようになっています。一方、科学史・医学史研究者によるアーカイブズ活動は、個別レベルでおこなわれることが多く、そこで得られたノウハウがこれまで他の研究者とあまり共有されてこなかったと言えます。今後、科学史・医学史に関するアーカイブズを構築していくためには、博物館・図書館・アーカイブズの各館と研究者が連携を強化していく必要があるでしょう。そこで今年度の夏の学校では、科学史・医学史研究者はもちろんのこと、科学史・医学史に関連する資料を取り扱っている学芸員・司書・アーキビスト(資料館職員)の方にもご参加いただき、科学史・医学史アーカイブズをめぐる横のつながりを作り出すことを目的とします。それぞれの課題や考えなどの共有することで、資料の収集・保存・整理・公開に関するよりよい方法について議論したいと思います。
【プログラム】
7月4日(金) 1日目:エクスカーション 於:東北大学(予定)
NPO法人宮城歴史資料保全ネットワークの協力のもと、希望者は被災史料レスキューに参加します。初めての方の参加も歓迎いたしますので、ふるってご参加ください。
(予定が変更になる場合がございます)
7月5日(土) 2日目:報告1 於:仙台市民会館 第一会議室
夜に懇親会を開催しますので、こちらも是非ご参加ください。(会場近くでの開催を予定しています)
7月6日(日) 3日目:報告2 於:仙台市民会館 第三会議室
【報告予定者】
佐藤賢一(電通大)・廣川和花(阪大適塾記念センター)・高野弘之(埼玉県立文書館)・有賀暢迪(科博)・標葉隆馬(総研大)・中村江里(一橋大院)・鈴木晃仁(慶応大)・鈴木紀子(国士舘大院)・藤本大士(東大院)ほか
【参加申込】
・「科学史・医学史とアーカイブズ」に関心を有する方なら、どなたでも参加を歓迎いたします。
会員・非会員を問いません。
・下記応募フォームに必要事項を記載の上、藤本までご連絡ください。
なお、申し込みの前に一度藤本までご連絡いただけると幸いです。
・申し込み締め切りは5月31日(土)です。
なお、諸事情によりこの期日までの申し込みが難しい場合は、藤本までご相談ください。
・聴講のみの方(報告をしない方)も、必ず応募フォームを期日までにお送りいただきますようお願いします。
・申込者多数の場合は、大変恐縮ですが先着順とさせていただきます。定員は50名です。
【注意事項】
・現地までのアクセス・滞在場所に係る費用などについては、ご自身での費用負担をお願いします。
・報告時に資料の配布をおこなう場合も、ご自身での費用負担をお願いします。
(必要部数については、あらためてお知らせいたします)
・夏の学校終了後、報告者の方には学会誌『生物学史研究』への寄稿をお願いしております。
分量は2000–4000字程度です。(変更の可能性あり)