日本アーカイブズ学会2022年度大会について、プログラムの概要が決まりましたので、下記の通りお知らせいたします。アーカイブズをめぐる諸課題と可能性にご関心のある方は、どなたでもお気軽にご参加ください。
1 全体概要
<日程>
2022年4月23日(土)
13:00~15:00 総会(会員のみ)
15:15~16:45 大会講演会
2022年4月24日(日)
10:00~12:20 自由論題研究発表会
13:30~17:00 大会企画研究会
<開催方法> オンライン(Zoom)
<参加費> 会員:500円 非会員:1,000円 *部分参加でも全日程参加でも同額です。
次の方法でお支払いください。
会員:5月に会費請求書を送付しますので、会費納付の際に合わせてお振り込みください。
非会員:参加登録をされた方にメールで参加費の請求書を送付しますので、指定の口座にお振り込みください。
※会員・非会員ともに、振込手数料はご負担ください。
<総会について(会員のみ)>
日本アーカイブズ学会会員(正会員・賛助会員)の方には、総会の詳細について4月上旬頃別途ご案内申し上げます。
2 大会講演会・自由論題研究発表会・企画研究会の概要
(1)大会講演会 4月23日(土)15:15~16:45
タイトル:「知のアーカイブ、歴史のアーカイブ―『アーカイブの思想』を書いてみて」
講演者:根本彰(東京大学名誉教授)
プロフィール:
博士(図書館情報学)。図書館情報大学、東京大学大学院教育学研究科、慶應義塾大学文学部で図書館情報学、教育学を担当。図書館情報学を長く研究し、最近は、日本の近代化とアーカイブ的インフラの関係、知の理論(TOK)とカリキュラム、日本の学校教育の言語負荷性などに関心を持つ。著書に、『理想の図書館とは何か―知の公共性をめぐって』(ミネルヴァ書房、2011年)、『シリーズ図書館情報学』全3巻(編著、東京大学出版会、2013年)、『教育改革のための学校図書館』(東京大学出版会、2019年)、『アーカイブの思想―言葉を知に変える仕組み』(みすず書房、2021年)など。
(2)自由論題研究発表会 4月24日(日)10:00~12:20 (10:00~10:05は注意等)
第1セッション
長瀬富郎商店(現:花王株式会社)の記録作成と保管について/清水ふさ子
戦後日本企業の組織運営と稟議制―山一證券における意思決定過程記録の分析を通して/金本弘之
四年制女子大学生の活動と記録―オーラルヒストリーの意義と可能性―/和田華子、加藤厚子、芹澤良子
韓国における地域アーカイブズ資料の収集と保存活動の現状/元ナミ
第2セッション
19世紀フィンランドにおける公文書管理と情報アクセス―棍棒戦争関係資料をめぐる業務について―/平井孝典
建築物に着目した近現代建築資料の記述方法について/藤本貴子
電子メールの評価選別をめぐる手法とその展開:米国における議論の分析から/坂口貴弘
物理学者資料を対象としたアーカイブズ整理における日米の変遷比較―中谷宇吉郎資料を事例とした整理に向けて/佐藤崇範・齋藤歩
(3)大会企画研究会 4月24日(日)13:30~17:00
テーマ:「DX時代のアーカイビング」
企画趣旨:社会のデジタルトランスフォーメーション(DX)が進展するにつれ、これまで以上の量で、かつ多種多様な「ボーンデジタル」の記録が作成・保存・管理されていくことになる。そこで本研究会では、こうした状況下で社会の記憶を支えるアーカイブズを将来に伝えていくために、記録専門職は社会の変容や技術の革新にどのように対応していくべきなのか、また、技術や媒体の変化にかかわらず適用可能なアーカイブズ学的アプローチとはどのようなものかについて議論する。
スピーカー:
橋本陽(京都大学) 「守るべき記録の特性と進めるべき業務の電子化」
岡崎敦(九州大学)「DX時代の公文書管理―『デジタルWG報告書』に寄せて―」
大橋正司・関治之(デジタル庁)「行政のオープンネスとフェアネス―デジタル庁でDXに取り組む『民間採用人材』の視点から―」
コメンテーター:
清水直哉・元島大輔(東京都)
金甫榮(公益財団法人渋沢栄一記念財団)
3 参加登録
下記Googleフォームからご登録ください。
https://forms.gle/1dRKhFjoGUHdtbfo9
*ご登録は、2022年4月22日(金)までにお願いいたします。
*フォームの「送信」後、フォームに記入した内容が記載された自動返信メールが届いた時点で、参加登録は完了します。
*もし「送信」後しばらくしても自動返信メールが届かない場合は、お手数ですが専用メールjsaskenkyu2022@gmail.comまでご一報ください。
【問い合わせ先】
日本アーカイブズ学会事務局
E-mail:office@jsas.info