2016年度第2回研究集会のお知らせ
水俣病情報センターの資料整備と活用 ―水俣病研究における歴史的資料の意義―
【1】日時:
2017年1月28日(土)13:30-16:30 申込不要・無料
【2】会場:
あおぞら財団会議室 大阪市西淀川区千舟1丁目1番1号あおぞらビル JR東西線「御幣島(みてじま)」駅11番出口スグ
【3】開催趣旨
公害は現代社会に生きる私たちが取り組むべき諸問題を集約的に反映している現象のひとつです。公害の多くは化学物質に起因しています。それらの物質は、企業の経済活動工場の生産活動)の副産物として発生することも、それ自体が生産の対象であることもあります。私たちのほとんどは化学物質の専門家ではありませんが、それらの影響を日々受けています。何か被害が起きたときには専門家でもないのに被害の有無やその規模について、専門家と対話せざるを得ない場合があります。また、先々の被害の発生を危惧するときには、被害の可能性を否定する専門家と対峙することもあります。このような経験を積み重ねることで、公害の発生を未然に防ぐためのしくみづくりがなされてきています。本研究会では環境省国立水俣病総合研究センター環境保健研究室長の蜂谷紀之(はちや・のりゆき)氏をお招きし、水俣の経験がどのようなかたちでセンターの活動に生かされているか、その取組みについて医学的な観点も交えてご報告いただきます。あわせて、各地の公害資料館がネットワークを構築し、相互の協力関係を進めている現状についてもご紹介いただきます。
【4】プログラム(予定・敬称略)
(1)開会挨拶・開催趣旨説明
(2)報告 水俣病情報センターの資料整備と活用 蜂谷紀之(環境省国立水俣病総合研究センター)
(3)ディスカッション コメンテータ 林美帆(あおぞら財団)
(4)閉会挨拶 *研究集会に先立ち希望者を対象に11:00よりエコミューズ(西淀川・公害と環境資料館)の見学会を実施します。 参加ご希望の方は直接お越し下さい(予約不要)。
あおぞら財団付属エコミューズ