国際アーカイブズ評議会東アジア地域支部(EASTICA)への加盟について
日本アーカイブズ学会は、国際アーカイブズ評議会東アジア地域支部(East Asian Regional Branch of the International Council on Archives: EASTICA)にカテゴリーB会員(全国的なアーカイブズ専門団体)として加盟申請中でしたが、2009年9月のEASTICA第9回総会(中国・青島)において、正式に加盟が承認されました。
当学会は2007年に国際アーカイブズ評議会(International Council on Archives: ICA)にカテゴリーB会員として加盟しましたが、今回はそれに続いて国際的なアーカイブズ界への関与に着手したこととなります。
今回のEASTICA総会では、主に以下の事項が決議されました。
・高山正也・現国立公文書館長を、菊池光興氏(前・国立公文書館長、現・特別相談役)の後任として、EASTICA議長に選出する。
・菊池光興氏をEASTICA名誉会員に選出する。
・韓国記録学会、日本アーカイブズ学会など9団体・機関と1個人に対し、EASTICA新会員として加盟を承認する。
・次回のEASTICA年次セミナーを2010年6月に韓国で、次回(第10回)EASTICA総会を2011年に日本で開催する。
・EASTICAと香港大学が共催で実施してきた既卒者向けアーカイブズ学講座につき、2009年は講座内容の審査のため開講できなかった。この審査が完了しだい、EASTICAと香港大学は引き続き本講座のために協力する。
なお、EASTICAについては、日本からはすでに以下の機関が参加しております。
・カテゴリーA会員(国立のアーカイブズ機関):
国立公文書館
・カテゴリーB会員(全国的なアーカイブズ専門団体):
全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)、企業史料協議会
・カテゴリーC会員(記録やアーカイブズの保存に関与する機関、あるいはアーキビストの専門的研修に関与する機関):
沖縄県公文書館、ユタ系図協会東京支部
・カテゴリーE会員(名誉会員):
小玉正任氏(元・国立公文書館長)、菊池光興氏(前・国立公文書館長、現・同特別相談役)
EASTICAの詳細につきましては下記ウェブサイトをご参照下さい。
http://www.eastica.org/
当学会は、今後もアーカイブズの国際的発展に貢献し、またそれを通じて日本でのアーカイブズのさらなる発展に尽力していく所存です。