2013 年度アート・ドキュメンテーション学会年次大会のご案内です。ふるってご参加ください。
2013 年度アート・ドキュメンテーション学会年次大会
シンポジウム「近現代日本工芸・デザイン史のドキュメンテーション」および研究発表会・総会のご案内
主 催:アート・ドキュメンテーション学会(JADS)
共 催:金沢美術工芸大学 / 金沢21 世紀美術館
日 時:2013 年6 月1 日(土) – 6 月2 日(日)
会 場:金沢21 世紀美術館 B1F シアター21 /
金沢美術工芸大学 視聴覚教室(本館棟2 階)
※一般公開 参加費無料 (資料代:会員 ¥1,000 / 非会員 ¥2,000)
※以下、特にご留意下さい。
■5 月31日(金)-6 月2 日(日)は、金沢百万石祭りです。宿泊・交通の事前のお手配はお早めに。
■ 6 月1日(土)午後は、百万石行列のため、金沢駅、武蔵ヶ辻、香林坊から金沢21 世紀美術館への道路は、交通規制が行われます。迂回路も混雑が予想されます。
■金沢美術工芸大学へのアクセスは、下記にてよくお確かめの上、ご来場下さい。
http://www.kanazawa-bidai.ac.jp/www/contents/gaiyou/kankyou_koutuu.html
■末尾に記載の通り、5 月31 日(金)、プレ・オプショナル・ツアーを企画しております。4 月25 日発行の次号『通信』および本サイトの「プレ・オプショナル・ツアー」にて詳細をお知らせいたします。
■参加申し込みフォーム
年次大会、プレ・オプショナル・ツアーへのご参加は、以下のフォームから申し込んでください。
趣 旨:
工芸・デザインをいかにドキュメンテーションするか―この課題に正面から向きあうことは、アート・ドキュメンテーション学会の20 余年の歴史においても欠けていた作業でした。
一点もの、タブローを主軸に考えがちなアート・ドキュメンテーションから脱して、工芸・デザインのためのドキュメンテーションがあるならば、その際だった特性とは何か、をまず考え直したいと思います。
その特性とは、例えば、プロダクトの複数性であり、共同体的共作行為における作者の複数性があるでしょう。平行して存在するのが、作者の覆面性であり無名性と言っても良いかもしれません。タブローとデッサンとの二項対立をはるかに越える制作過程の重層性と、それに伴って多くの局面において生み 出される予備的プロダクトの数々。そもそも何をもって作品とするかの問い、それ自体が大きな課題として存在しています。
今回、2010-2012 年度の3 年度におよんだ金沢美術工芸大学による科研「近代日本工芸・デザイン史基礎資料の総合的調査研究」の成果を踏まえ、地場産業としても工芸・デザインの盛んな金沢の地で、しかもグラフィック・デザイナーにしてジャンルを横断して活躍した粟津潔の一大コレクションを所蔵 し、アート・ドキュメンテーションに積極的に取り組む金沢21世紀美術館において、「近現代日本工芸・デザイン史のドキュメンテーション」をテーマにシンポジウムを開催することの意義は、大きく深いものでありましょう。
後援
遍プロジェクト
意匠学会
記録管理学会
情報処理学会CH研究会
情報知識学会
日本アーカイブズ学会
日本デザイン学会
日本ミュージアム・マネージメント学会
大会プログラム(案)
【第1 日目】 2013 年6 月1 日(土)
見学会 / シンポジウム / 野上紘子記念アート・ドキュメンテーション学会賞・推進賞授賞式
会 場: 金沢21 世紀美術館 B1F シアター21
11:30 受付開始 金沢21 世紀美術館 B1F シアター21
12:00 ~ 12:15
「金沢21世紀美術館のアーカイヴ&アートライブラリーの紹介」
石黒 礼子(金沢21 世紀美術館)
12:15 ~ 13:00
金沢21 世紀美術館アートライブラリーなどの自由見学
13:00 開 会 金沢21 世紀美術館 B1F シアター21
挨拶: 鷲見 洋一( アート・ドキュメンテーション学会会長)
久世 建二( 金沢美術工芸大学学長)
秋元 雄史( 金沢21世紀美術館館長)
13:10 ~ 17:00
シンポジウム
「近現代日本工芸・デザイン史のドキュメンテーション」
モデレーター: 水谷 長志(東京国立近代美術館)
基調報告
森 仁史( 金沢美術工芸大学)
「ドキュメンテーションの生成を考える―近代日本の工芸、デザイン資料データベース化を踏まえて」
実践報告
木村 裕文、大方 北鴻(ラティオインターナショナル)
「科研成果としてのデジタル・アーカイブ「工図林」について」
事例報告1
並木 誠士(京都工芸繊維大学)
「京都工芸繊維大学における工芸・デザイン資料に関するドキュメンテーション」
事例報告2
北出 智恵子、石黒 礼子(金沢21 世紀美術館)
不動 美里(元金沢21 世紀美術館学芸課長)
「アート・ドキュメンテーションの考え方:科研協力資料―金沢21世紀美術館<粟津潔コレクション>を中心に」
事例報告3
竺 覚暁(金沢工業大学)
「アーカイヴスとしての金沢工業大学PMC(ポピュラー・ミュージック・コレクション):蒐集・ドキュメンテーション・公開」
コメンテータ: 高尾 曜(国立能楽堂/ 元文化庁伝統文化課「文化遺産オンライン」担当)
討 論: 報告者+ コメンテータによる
17:00 ~ 17:40
野上紘子記念アート・ドキュメンテーション学会賞・推進賞授賞式
会 場: 金沢21 世紀美術館 B1F シアター21
懇親会 市内・香林坊にて(予定)
【第2 日目】 2013 年6 月2 日(日)
研究発表会 / 学会総会
会 場: 金沢美術工芸大学 視聴覚教室(本館棟2 階)
9:00 受付開始
9:30 開 会
公募自由研究発表 4 ~ 6 件
司会:田窪直規(近畿大学)
午 後 アート・ドキュメンテーション学会総会
15:00 頃 散会予定
★研究発表会の申し込みについては、学会ブログをご参照ください。
http://d.hatena.ne.jp/JADS/20130212/1360634038
★プレ・オプショナル・ツアー
金沢工業大学ライブラリーセンター見学会
2013 年5 月31 日(金)
14:30 ~ 16:30
金沢工業大学ライブラリーセンター見学(時間帯は予定です)
18:30 プレ懇親会 市内・香林坊にて(予定)
金沢工業大学扇が丘キャンパスへのアクセス(JR 金沢駅からの所要時間は、通常30 分程度です。)
http://www.kanazawa-it.ac.jp/about_kit/ogigaoka.html
※見学会のタイムテーブル、申し込み等詳細は、4 月初旬を目途に学会ホームページにて、および4 月25 日発行の次号『通信』にてお知らせいたします。
学会ホームページ http://www.jads.org/index.htm